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サンフランシスコ通信(5):車のこと

こんにちは。サンフランシスコのうるまです。

さっき電話がかかってきたので「ハロー」と元気よく出たら、
「オラ!」といわれ、なんでいきなりおいらは怒られてるんだ?
こっそりオナラしたのがばれたか?と思ったら、
スペイン語の「ハロー」の「オラ」だと気づき、
間違い電話だなと思って、「誰と話したいの?」と聞いたら
「ロドリゲス」と言うので、
いいフリ飛ばして来るじゃねえかとほくそ笑みながら、
ムーチョとかコモエスタとかナチョスとか返そうとしたら、
「あら間違いね」と言って、切られました。

おれの心の髭野郎をどうしてくれるのか。

そんなこととはまったく関係なく、
本日はこちらの車事情をお話しします。

サンフランシスコでは、主な移動手段は車です。
ほぼ全家庭に車があり、誰でも、どこへ行くのも車。
日本では激走ペーパードライバーだったでるびでさえ、
こちらでは運転しています。

そしてみなさん、運転はかなり乱暴。
街が碁盤の目になっていて、直線ばっかりなもんだから、
みんな飛ばしまくりです。

ちょっとでもモタつこうものなら、
すぐクラクションを鳴らされます。
たぶん、ほらほら、ぐらいの軽い気持ちで
プッと鳴らしてるんですが、
クラクション控えめな日本から来たおいらは、
「うっせえ!タコ!」と車内で怒鳴り、
横並びしたときに相手を睨みつけたりしてしまい、
よくボテ志にたしなめられるのです。

だいたいの交差点には、自動車用と歩行者用の信号があり、
歩行者用の信号には、赤になるまでのカウントがついています。
カウントは10からだったり20からだったり、まちまちですが、
数字が減って0になると、待て!の手だけが残り、赤になる。

まず歩行者用の信号が赤になる。
それと同時に隣の自動車用信号が黄色になり、
やがて赤になります。

それから対向の信号が青になるわけですが、
日本だと、こちらが赤になったあと、
一呼吸あって対向が青になりますが、
こちらでは、こっちが赤になると同時に
あっちが青になります。
一呼吸がない。

これは慣れないと危ないです。
日本では、みんな黄色で突っ込んでいきますよね。
それやったら、こっちでは死にます。
だって、黄→赤になったとたんに横から車が出てくるから。

それから、左折が怖い。
ハンドルが逆なので、日本で言うと右折する感覚ですが、
交差点に進入し、真ん中あたりで一旦停止しますよね。
そして信号が黄→赤になり、反対車線が止まったら
すーっと進行すると、もう対向の車が動き始めてるのです。
もう慣れましたけど、最初はちょっと怖かったです。

そしてすごいのは、「赤でも右折はOK」というルール。
ハンドルが逆なので、日本でいう左折の感覚ですが、
対向車がいなくて、歩行者もいなくて、安全だと思ったら、
目の前の信号が赤でも、曲がって良し。

そんなのアリ?

と思いましたけど、これも慣れました。
曲がらないでじっとしてると、後ろの車から「ほら行け!」と
いわんばかりにプッといわれるしね。

こうして書いてみると、サンフランシスコの人ってのは、
東京人よりもせっかちかもしれないですね。
アメリカのよその街はどうなんでしょうね。

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