病気が教えてくれること
ごきげんいかが? うるまです。
先週のアップルイベントでは、タブレットMacは出ませんでしたね。うるまでるびペイントの発売に合わせてくれるのでしょう。おいらってなんて前向き。ちなみにJobsから返事は来ません。
そのJobsですけれども、先週のイベントが約1年ぶりの現場復帰。びっくり新製品の発表がないと文句を書いてるニュースサイトが多いですが、ワンマン経営者が、つい2ヶ月前まで入院してたのです。新製品が出るわけないし、OSのアップグレードは「既存のまま、より安定」で当たり前。
ていうか、人が一人、死ぬかもしれないところを助かって、元気な姿を見せてくれただけで、世界が喜んでもいいじゃないかと思います。ましてやそれがJobsなんだから、ニュース価値は充分でしょうと、うるま的には思いました。
Jobs冒頭の挨拶。
みんなとここに居れることが、とてもうれしいよ。
ご存知の方もいると思いますが、5ヶ月ほど前、私は肝臓の移植手術を受けました。だから今の私の肝臓は、自動車事故で亡くなった、20代半ばの方のものです。その方は自分の内臓を他人に提供する意志を示しておくほど、寛大な心の持ち主だった。もしその寛大さがなければ、私が今ここにこうして居ることはなかったでしょう。私は、我々すべてが、そんな寛大な心を持ち、ドナー登録できたらと願う。
ここで、温かいサポートをしてくれたアップルコミュニティすべての方にお礼を言いたい。とても助けになりました。 特にTim Cookとアップルの幹部たちに感謝している。この大変な時期に、アップルを見事に運営してくれた。みんなありがとう。拍手を送ろう。
私は今「縦」になった。アップルに戻り、そのことを毎日楽しんでいる。私は、信じられないほどの才能溢れるチームと働き、将来みなさんにお届けするすばらしい新製品の開発に取り組んでいる。すばらしいことだ。ありがとう。(うるま訳)
「縦になる」という表現も、「元気なだけで毎日がしあわせ」という感覚も、大病を経験したからこそ出てくる言葉。いわば、病気が教えてくれたことです。
人より恵まれた才能や環境を与えられたことに感謝すること。それを生かして、みんなに「すばらしい」を分け与えるのが義務であること。そんなことも病気は教えてくれます。
誰だって仕方ないと思うから、病気を理由に引退したっていいわけです。でもJobsはそうしなかった。それが病気という課題に対する彼の答えであり、こういうのを「生き方」と言うのです。
Jobsが作る、次の製品が楽しみです。
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