サンフランシスコ通信(3):基本情報
例の文化庁のアレで、サンフランシスコに来ています。
ここに住み始めて一ヶ月が経ちまして、
やっと生活らしくなってきた感じです。
皆さんはサンフランシスコのこと、どのぐらい知ってます?
というわけで、基本情報の巻です。
まず位置を確認しましょう。
まず、アメリカ合衆国がこのようにありますわな。
その一番左、西ともいいますが、
そこにカリフォルニア州があります。
大きくしてみるとこんな感じですが、
その真ん中よりちょい上に、サンフランシスコはあります。
間違ってる人が多いのですが、
サンフランシスコはロサンジェルスより南ではありません。
北です。
サンフランシスコ市は、太平洋に突き出た半島で、
東西に7マイルx南北に7マイルの大きさ、
つまり、だいたい10km四方の狭い地域です。
おかげで、どこへ行くのも車で15分以内で行かれます。
ただしこれは自家用車の場合。
バスだと路線がたくさんはないし、
乗り継ぎですごく時間がかかります。
そして運転が考えられないほど乱暴なので、
背骨が折れそうになります。
地図を見れば分かる通り、
京都や大阪みたいに、道路は碁盤の目になっているのですが、
そもそも起伏がとても激しい場所なのに、
無理矢理碁盤の目に道を引いちゃったもんだから、
こんな急坂があちこちにできてしまいました。
まるでジェットコースター。
てっぺんでは対向車の底が見えます。
中でも有名なのはここですね。
車で走ってみましたが、あほくさくて笑ってしまいました。
そして、このあほくさい道を見に、
世界中から観光客が集まって来て、
あほっぽい顔で道路を見てますので、
我々もすっかりあほになれます。
どこの町もいろんな面があるものですが、
サンフランシスコの場合、それが狭い地域に詰まってるので、
ほんの1ブロック行っただけで、突然雰囲気が変わります。
おしゃれな地区がとつぜん下町になったり、
高級住宅街が貧民街になったり、
まるでシムシティで失敗した町みたいです。
下町=ダウンタウンには浮浪者がたくさんいます。
人口の2%がホームレスなんだそうです。
彼らはスーパーで盗んできたカートに家財道具を乗せて、
ガラガラとあてどなく歩いてます。
ブツブツ言いながら道に出てくるもんだから、
運転してると危なくてしょうがないです。
たぶん轢かれたいんだと思います。
保険でしばらくは楽ができるから。
サンフランシスコというところは、
どうも風変わりな人が多いみたいで、
ここが発祥のものが非常に多いです。
まず有名なのはヒッピー文化。
サイケデリックやドラッグ、ゲットーなど、
70年代のフリーライフはサンフランシスコ発。
それから、ゲイカルチャーがサンフランシスコ発です。
おいらはゲイを見抜く「ホモレーダー」を装備している
のですが、サンフランシスコでは振り切れっぱなし。
なんでも、人口の20%がゲイなんだそうです。
ゲイさんはカストロという地区にたくさん貯まっています。
流行り物といえば、今はITですが、
サンフランシスコからサンノゼは、
いわゆるシリコンバレーってやつで、
AppleもGoogleもFacebookもTwitterもDropboxも、
ついでにPixerも、みんなここらへんにあります。
おかげで世界中から優秀な人たちが集まって来て、
はっきり言って景気がいい。仕事がある。
当然ながら物価が高い。
買い物に行くと、毎日ひえ〜っ、たけぇ〜、と
悲鳴を上げてます。
が、1ヶ月が経ち、安くてイキのいいスーパーを見つけたり、
毎週開催されるテント市「ファーマーズマーケット」を
利用するなどして、だいぶ頭がよくなってまいりましたとさ。
ま、そんなところです。
また追々。
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コメント
マツムラさんが言うことにゃ…(2012年10月19日 12:06)
ご無沙汰しています。おしりかじり虫放送中に取材させていただいた子ども向けの新聞の記者です。NHKの放送が再び始まり、おめでとうございます。アメリカの大統領選挙はこれから熱が入ってきますね。サンフランシスコの様子もぜひ、つぶやいてください。そちらでの交流の報告も楽しみにしています。では~。
げろっぱ。さんが言うことにゃ…(2013年5月18日 09:35)
こんにちは。
初めまして...ではないかもしれないです。
サンフランシスコに5年ほど前から住んでいます。
そして、デルビさんの妹さんの桑沢からの友人です。:D
偶然こちらに住んでいると知り、思わず書き込みしてます。
妹さんのSSとは長い付き合いなので、以前デルビさんにはお会いした事があるような気がします。
SSも遊びに来てくれないかな〜と思っています。