「うるまのへそ」

いやあ、iPhone 3GS。
早い。
染之助染太郎が3GSなら
「いつもより早く回しております」と言うところ。

そしてOmnia Pop。
楽しい。
染之助染太郎がPopなら、
「いつもより手軽に回しております」と言うところ。

Omniaは、コンセプトがUDPaintと似てる。

お絵かきというのは、
「描くこと」自体が楽しいのであって、
描き上がった結果なんて、関係ないのですよ。

真っ白の紙を目の前にすると、
固まってしまう大人が多いけれど、
子供のころはスッと始められたでしょう？

いつから、なぜ、固まるようになったと思います？

「完成」を目指すようになってからです。

「完成形をこうしよう」「こういうものを作ろう」
と考えてから始めると、
自分の技術が追いつかないことも
同時に気づいてしまうので、動けなくなる。
あるいは、完成形がイメージできない限り、
始められないということが起こる。

子供は完成形をイメージしてない。

今、この瞬間、手を動かすことを楽しんでいる。
それが他人にとってどんな価値があるかなど、
まったく関係ない。
ただ、自分が楽しければよい。

それが本当の、絵を描く行為であり、「創作」です。

大人になると、それを忘れてしまうのですが、
そこのところをさりげなく助けられるのが
ソフトウェアであると思っています。

コンピュータソフトウェアが、
他のツールと決定的に違うところは、
「試行錯誤を高度にエンターテインメント化できる」
ことだと思う。

それこそまさに、UDPaintの哲学であるし、
岩田任天堂が提案してるところではないでしょうか。

スタッフ註
UDPaintは2010.9現在「PICMO」という
お絵描きソフトに生まれ変わりました。
7日間使える無料ダウンロード版が提供されています。