モダン農業

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2010-03-19

オム、儲かってる?と問われる

いやあ、春ですね~、暖かいですね~、サボりたいですね~。でも畑の草の育ち具合を見ると作業しないとまずいな~思うだけのオムです。思うだけでなく、やれよ!

いきなりですが、もう春の枕詞になっているんじゃないかと思う「花粉症」。私は花粉症というものを知りません。花粉症ってなに?って書くと、イラっとなさる方も多いでしょう。

私の住んでいるところは地方なので、環境的には東京よりも多くの花粉にさらされていそうですが、一説によると、土は花粉を吸着してくれるそうです。土の地面に花粉が落ちると、そこで土にキャッチされるとか。一方、都会はアスファルトなので、地面に落ちても再び風が吹けば、ふわふわと舞ってしまう。困ったことです。

花粉症対策になりますよ、って土を売ろうかなあ、などと冗談をいいながら、今回のお題をのほほ~んと、考えていましたら!

運営さんから、「あのー、核心をつく質問だとは思うのですが、ぶっちゃけ、オムさんチの『農業』は儲かっているのか?ということを(できれば)聞きたいです。」なんてメールが(笑)。遠慮しながらも、ド真ん中ストレートきました。

いや、運営さん!土の件は冗談ですからね。冗談。そんなに生活に困っているわけじゃないですよ。

さて、嘘書いても仕方ないのでぶっちゃけると、私の農業は「赤字ではない」というところでしょうか。

「赤字ではない」と書いたのは、まだ農業組合の世代交代が完全に終わっておらず、日々の安定収入を諸先輩方に頼ってる部分が多いからです。組織全体でみたら、赤字は出ていません。

でも、私個人の稼ぎ分だけでいうと完全に赤だと思います。明日から諸先輩方に「今日からオマエひとりでやりなさい」といわれたら、立ちゆかなくなるのも事実です。

自分の稼ぎ分が「赤字」な理由は、

1. 農法や新しい作物の栽培方法の調査に投資していること
2. アルバイトさんに相場より高額(?)な時給をだしてること
3. 農地の確保にお金を使っていること
4. ノウハウの継承に想像以上の時間を費やしてること

とはっきりしているんです(笑)。つまり、このコラムのネタになっていることが、みんな「赤字」の原因なんです。だから、コラムを読んで、表面的にマネだけすると、確実に「赤字」になります(まあ、そんな人はいないだろうけど)。

じゃあなんでそんなことをやっているのか? 当然そう思われますよね?

一番目の農法や栽培方法の研究、四番目のノウハウの継承に時間を費やすことは、今しかできないと思っているので、やめるつもりはないというか、やめられません。

二番目のリッチな(笑)時給は、若い人(特に農業高校の学生さん)に実体験をする機会を持ってもらいたくてやっています。手にするものがあまりにも少ないと、やっぱりやる気が出ませんよね?

三番目の「農地確保の投資」は以前も書きましたが、利益を出している農地は農地としてしっかり確保して、実験場にしたくない。でも実験場は実験場として必要なので、そこにお金を遣っているんです。

ちょっと前に国会の農家支援の話がありましたが、個人的には上記あたりを支援してもらえると将来すこし明るくなるかなと思っています。

個人的な赤字の理由をまとめると、ちょっとエラそうになりますけど、未来に投資しているからなんです。

こう書くと「余裕があるね」と言われそうですが、逆です。未来に投資しなければ、近い将来の農業がダメになることは「確実」だと思っているからです。そういう危機感があるから、投資をするんです。

諸先輩方が、私のやることを「おやおや」と思いながら、見守ってくれているのも、どこかで、その「危機感」を共有してくださっているのだ、と(勝手に)思っています。私のような変わり者には、とてもありがたいです。

というわけで、みなさん。私の(というか私たちの)農業経営は、赤字にはなってません。大丈夫です!

ちなみに、土買いませんか?って運営さんに言ったら、運営さんも花粉症ではないそうです。ちぇ。その代わり(?)、うるまさんが今年から花粉症になったとうかがいました。にやり。

いや、冗談ですよ。