モダン農業

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2010-02-16

オム、国産と外国産の作物を考える

最近、スーパーなどの青果売り場を眺めていると、「安全・安心の国産」などと、国産を強調した売り方が増えたように思います。同じ野菜でも、外国産よりも国産の方が数倍高い値段がついています。

一般的に国産と外国産の野菜のイメージってどんな感じなんでしょうか。

 ・外国産は安くて、国産は高い?
 ・人件費がかかっているから国産は高い?
 ・外国産は安全性に不安が残る? 反面、国産は安心?
 ・それとも外国産の安い作物が入ってきて、国産(農家)が脅かされる?

私は食の安全の専門家ではないので、これらを一刀両断にしようと思っているわけではありません(それには他に適任な方がたくさんいらっしゃいますよね?)。

そんな私の目から見ると、ひと昔前の外国産野菜は、

 ・国内で生産できない、あるいは生産が難しく敬遠されているもの
 ・野菜として直接消費者に販売されるのではなくて、加工用として大量に輸入されている

こんな特徴があったと思います。最近はこれに加えて、円高によって外国産野菜の輸入量が増加しています。

一方、国産野菜は、異常気象などで価格が高騰しています。こうやって考えると、国産は安全だから高い、外国産は安全ではないから安いわけではなく、価格の高低はもっと別の要因からきているのではないかと思います。

ちょっと意地悪な言い方をしちゃうと、国産は安心と思われる方が多いようですが、毎年のように使ってはいけない農薬を使った野菜を出荷して回収騒ぎがあります。

また、家庭菜園ブームでにわかに野菜作りを始めた方が、農薬の用法用量を理解せずに使っている場合もあります。

田舎にある野菜の無人販売もどう育てたか詳細はわからないのに、なぜか安全だと思って買われています。

大量生産して出荷される野菜の検品は、ほんの一部です。全数調査をしているわけではない。一生懸命育てた作物も、手を抜いた作物の混ざって出荷されることも多いです。

流通の現実を知っている人が疑い始めたら、ちょっとキリがありません(笑)。

私自身は消費者の方を裏切るようなことはやっていませんが、実は、ちょっとズルをして安全基準をクリアする方法などいくらでも思いつきます(こっちの方がニーズが高い情報かもしれませんが、も・ち・ろ・ん、そんなことは書きません!)。

私のような農家にとっては、消費者の方の「国産野菜を買いたい」気持ちはとってもありがたいと思います。これを単になるブームにしないためにも、農家はきちんと、消費者の需要を受け止めた経営が必要なのだと思います。

スーパーの「国産」表示を見るたびに、そんなことを考えている毎日です。がんばりますよ。