モダン農業

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2010-02-05

オム、つい力が入る

前回と同じ書きだして申し訳ないと思いつつ、今回も、もれなく皆様からいただいた質問でつなぎたいと思います(笑)。

twitterで、今の農業政策どう思ってますか?と軽く質問をいただいたので、軽い感じでお答えをしたいと思います。さらっといきます。

一番興味があるのは「農業者戸別所得補償制度」。生産目標に即して米、麦、大豆などの生産を行った農業者に対して、生産に要する費用と販売価格との差額がベースになった交付金をもらえるというものです。生産調整と、食物自給率を上げることがねらいだそうです。

結論からいうと私は反対というか、要らないと思っています。

経験が浅いので間違った見解かもしれませんが......。

 ・健全な経営ができない農家をなぜ救わなきゃいけないの?
 ・利益の薄い作物をなぜ作り続けなければいけないの?外国の作物じゃだめなの?
 ・惰性(なんとなく?)で農作物を作ってる農家は潰れても仕方ないのでは?
 ・人は食べなければ生きていけないので農家はもう少し強気に出てもいいんじゃないの?

という意見を持っています。

売れる作物探して作ればいいんだし、効率化して利益出せばいい。世間の会社はみんなそうやってるんだから、農家を特別扱いする必要ないのでは?と。

不耕作地が増えるからという話も聞きますが、たくさん不耕作地ができたら土地の値段下がって買いですよ奥さん、と私は捉えてます(笑)。

これにはいろいろな意見があって当然ですし、私の考えも「私が理解している範囲では」という限定付きです。評論家ではないので、絶対的に正しい意見を持つことはできないし、たぶん、そんなものはないんじゃないかと。

ま~、そんな結論の出ない意見は置いておいておくとして、私が一番恐れているのは補償に依存してしまうことなんです。補償金慣れしてないせいでしょうか(笑)。国や地方自治体の言うことを聞いていれば、お金がもらえると考え、補償金への依存度が高くなって、独立した企業である農家の財務の健全化をそこなうのが怖い。

だって政策は永久的なものではないから(これは誰もが頷いてくれると思うけれど)、ある日突然制度が変わり、補償がなくってしまったら、にっちもさっちもいかない農家があふれまくる......なんてことをつい想像してしまう。

もしどうしてもマニフェスト上、この政策を実施しなければいけないのであれば、戸別所得補償制度を利用したら最初の数年は満額、それ以降は年○%ずつ減額みたいなかたちがよいかなと。

アルプスの少女ハイジのクララが立った!(足の悪い少女「クララ」が初めて立てたときの、友人「ハイジ」のセリフです。知ってる?)じゃないけれど、足が悪いからといって、いつまでもそれに甘えていたら、自分の足では歩けない。はじめはハイジが体を支えてくれたとしても、いつまでも頼っていたのでは、ハイジに「クララのバカ!いくじなし!」とか言われちゃうわけです。

反対意見ばっかり言っていると、書いててだんだんつまらなくなるので、逆に賛成したい政策を挙げますね。

私が実現してほしい政策(取り組み)は、長野県の宮田村で行われいる村が耕作放棄地を一括して借り上げ、営農希望者に貸与する(宮田方式)仕組みのようなもの。

これってイメージとしては、新しく農業に就く人が利用しやすい気がしますが、実は、私のような農家にとっても利用メリットがあるのです。

普通、農家が農場を拡大したい場合、土地を買うには資金がいるし、借りるにも地主さんとの面倒な個別折衝しなければいけない。

かといって、新しい農法などを試したり、新規就農者の研修に今ある作付面積を削ってまでやるのは、とっても勇気がいる。

そんなときに、国などが仲介して土地(不耕作地など)を借りやすくしてくれると、すげー助かる。やる気のある農家・企業にもメリットは大きいと思う。もちろん、新規就農者にとっても。

どう? どう思いますか?......って誰に尋ねているんだ私は(笑)。

あー、軽く答えるつもりが、ちょっと力が入って、まじめに答えちゃいましたね。今回の文章、読みにくかったらごめんさない。文章も長くなっちゃったよ。

では、今週はこのへんで。