モダン農業

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2010-01-14

オム、いちばんの財産を語る

前回、数十年にわたる栽培の記録があると書いたら、そういうものがあるんですね!というメールを頂きました。

栽培の記録というと、小学生の夏休みの宿題なんかで書いた観察日記を思い出す人も多いと思います。さすがにクレヨンで絵は書きませんが、基本的には同じです。ただ細かさがちょっとハンパないです。

栽培の記録は、田畑の区画ごと(ひとつの作物を作る場所単位)に記録されていて、田畑でどんな作業をしたかをすべて書いてあります。

種を蒔いた苗植えた、草取りした水まいた、どんな種類の肥料・農薬をどれくらいつかった、作物の様子や病気の発生の様子、どれくらい収穫できたなどが、ことこまかに書かれています。最近は作物や病気、虫の写真をいれるようにもしてます。

これだけの記録があると、なかなか圧巻ですが、私のところでは過去2年間分を入れて3年分の記録を、いつでも見られるように1つにまとめてあります。

私はまだまだ経験が浅いので、過去の記録をみて、そろそろ○○を植える時期かとか、○○の作業しないととか日々の作業を把握するのに使っています。

あ、そうそう、ちなみに栽培記録はノートに手書きです。すごいアナログ(笑)。

プログラマなのでなんか便利なアプリを使ってると思われるのですが、便利なアプリを探してた当時は、栽培記録をつけることだけが目的となっているものが多かったのです。私がほしかったのは、過去の記録を時系列に分析してくれるもの。例年からいうと、そろそろこんな作業が必要になるといった日々の農作業を支援してくれるものなんです。それがなかった。

それなら、自分で作ればいいのですが、めんどうなのでやってません(笑)。ビバ、手書き。いや、依頼されれば、使い勝手のよいものを開発できるので、どなたかお仕事ください。

と、無駄口はともかく......。

他の農家さんはどうなのか分かりませんが、私のところは一般の人が思うほど「勘」とかに頼っているわけではなくて、そうやって過去の情報から判断しています。知らない人から見れば、突飛で「勘」と思われるような行動も、過去の蓄積があってこそです。

必ず成功するという保証は誰もできませんが、単なる「あてずっぽう」に頼り切るほど、楽な商売でもないのです。あ、ちょっとエラそう(笑)。ま、結果オーライではあるのですが。

というわけで、数十年分の栽培記録は他人には単なる紙切れでなんの価値もありませんが、私にとってはかなりの財産です。もしかすると両親が残してくれる一番の財産かもしれません。

素直に両親には感謝してます。より安定した経営を私がすることで、恩返しができるといいなと思っています。

......といい話になったところで、また来週!